ニッポンのムラ。
それは固有の風土を持ち、その風土に育まれた植生が、その地域の風景、風味を作り出す。そこに暮らすムラびとたちは、自然の恵みに感謝し、あるときはその猛威に畏敬の念を抱き、自然とともに生き、固有の風俗、風習、風格を備えていく。
一面に水の張った田んぼ、草原で草をはむ牛たち、きらめく水面に遊ぶ子供たちの笑顔、黄金色に色づく万粒の稲穂、豊かな実りを感謝し祝う氏神様への祭、荒海になびく大漁旗など。
この暮らしの景色が、命をつなぎ、そして私たち日本人の心も育んでくれるのです。
「命の産業」である第一次産業=農林漁業は、私たちに命の大切さを教えてくれます。
命を繋げる産業である農林漁業に従事するムラ人たちと、心の交流を重ねることは、都会に暮らす人たちにとって自然の中で「生かされていること」を再認識することにもなるでしょう。
もはや農山漁村の活性化は、地域に暮らすひとたちだけで取り組む話ではありません。
グリーンツーリズム、スローフード、安心・安全な食、本物体験、滞在型観光、スローライフ、二地域居住など、時代もニッポンのムラを応援しています。
「ニッポンのムラ力向上プロジェクト」はマチとムラとを繋げ、ムラの新たな生業づくりをコーディネイトする団体のネットワーク活動です。
今こそ、マチとムラをつなげ、志ある行政の方々、民間企業の方々とも手をとりあって、マチの人々にはムラで働き、暮らすというライフスタイルを、ムラに暮らす人々へは、自分たちの地域の資源を活かした生業づくりを自信をもって推進していくことを応援してまいります。
この会場に集まっていただいた皆さんとともに、わたしたち「ニッポンのムラ力向上プロジェクト」実行委員会は以下の内容を推進すべく、ここに宣言いたします。
平成 21年 11月13日
ニッポンのムラ力向上プロジェクト実行員会
事務局長 九州のムラたび応援団 団長
養父 信夫